「第58回文京祭」「第41回あやめ祭」の開催、誠におめでとうございます。3年ぶりとなる対面での文京祭・あやめ祭が充実し、成功裏に終わることを祈っております。
さて、大学祭の歴史は古く、第二次世界大戦前から行われていますが、現在のような形態で行われるようになったのは第二次世界大戦後からであるといわれています。本来、大学祭は学外者や地域の方々に対して大学を開放して大学を結ぶ重要な役割を担っています。大学としても学生たちの日頃の研究活動の成果を展示などを通して発表する場ともなっています。また部活(クラブ活動)などでは活動資金を調達するために模擬店を出店したりして活動資金を得たりあるいは色々な方々との交流の場ともなっています。しかも大学祭の企画から運営に至る一連の活動は学生たちの自主的な運営になっています。まさに本学の建学の精神である「自立と共生」を育む重要な機会でもあります。
ところで、今年度の文京祭のテーマは「Creating a New Era」、あやめ祭のテーマは「あやめ祭を知れ!~対面実施3年ぶりなの知ってた?~」です。過去2年間は新型コロナウイルスの影響でWEBでの開催となりました。それまでの感染状況等を考えたときやむを得ないとは思いますが、学生たちにとっては非常に残念であったと思います。特に昨年は、当初は対面での開催を予定していたところ、感染者が増大したために途中からWEBでの開催に変更を余儀なくされました。関係者にとっては断腸の思いであったことでしょう。そのような思いの中での今年の大学祭です。テーマが示す通り、文京祭は学生たちが新しい歴史を築き上げたいという想いが込められた素晴らしいテーマであると思いますし、あやめ祭は3年ぶりに対面での開催の喜びが感じられるテーマです。また、学生たちのコロナ禍に負けない気概というものを感じます。どのような内容になるのか今から楽しみにして当日を迎えたいと思います。
最後に、本年も文京祭・あやめ祭に多大なご支援をいただきました皆様をはじめ、ご指導いただきました教職員の皆様にも心より御礼申し上げます。
第58回文京祭実行委員会、委員長の新柵えりかです。
対面で文京祭を開催するのは実に3年ぶりです。今年度もオンラインでの開催にするのか、対面での開催にするのか、様々な選択肢があり、委員会内でたくさん意見を出し合いました。その中で、やはり共通して「対面開催の文京祭を復活させたい」という想いが強くあったため、本日対面での開催が実現しました。開催当日を迎えるにあたり、先生方や地域の方をはじめ、多くのご支援、ご協力をしていただきました。心から感謝いたします。
今年度の文京祭のテーマは、「Creating a New Era」です。withコロナ時代における学園祭はどうあるべきか、この時代だからこそ私たちにできることを考え、新たな歴史を築き上げたいという想いを込めてこのテーマになりました。
今年度も、例年に劣らない魅力ある企画をたくさんご用意しました。様々な制限がある中で、委員が工夫をしながら創り上げた、自信のある企画ばかりとなっております。また、今年度は特に、学内の装飾や各SNSにも力を入れております。ぜひ、そちらもご覧いただけると幸いです。
来場者のみなさまが、安心して足を運んでいただける文京祭にするため、委員一同準備を進めてまいりました。文京祭はみなさまが来場してくださることで完成します。感染症対策等、ご協力いただく場面が多々あるとは思いますが、最後までお楽しみください。
第58回文京祭が、みなさまの素敵な思い出の一部となりますように。